Cherry's ブログ

ベリーダンサー、BSM for DancersインストラクターのCherryが綴る日々雑記。

傲慢ヒーローが愛を知るとき

ハーレクイン漫画によく登場する傲慢ヒーロー。

ヒロインの弱みにつけこんで、強引に愛人契約させたり結婚したり。

嫌なやつだけれどもお金持ちでハンサムでセクシー。

愛情なんてない、と言いながらヒロインと接するうちに、自分でも思いもかけず愛が芽生えて最後にはハッピーエンドになりますが、過程ではヒロインのことを傷つけまくりです。たいてい最初からヒロインに惹かれてはいるので、あれですか、気になる子をいじめてしまう男の子のようなもんでしょうか。

理由はあって、ヒロインの親にひどい目に合わされて、その復讐のためだったりします。そのやり方って人としてどうなんだろう、と考えてしまうところではあります。しかし、なんと言っても傲慢ヒーローなので、そこは目をつむりましょう。

復讐のつもりだったのに、ヒロインを愛するようになり、でもその気持ちは頑なに否定します。

ヒロインも辛く当たられても、時々垣間見える優しさに惹かれていきます。これはあれですね、いつもこわい態度の不良が、みんなが見ていないところで動物に優しくするところを偶然見てキュンとする少女漫画のパターンでしょうか。

ヒーローはヒロインからの愛情を感じて、だんだん罪悪感にかられます。そして自分と一緒にいない方が彼女は幸せになれるんだ・・・とヒロインを手放します。でもお互いはなれていても忘れられない。ヒロインが戻ってきて、「わたしの幸せを一番に考えてくれたんでしょ?それはわたしのことを愛している証拠よ」と言われ、「これが愛するということなのか!」と気づく訳です。傲慢ヒーローに限らず、人を愛することがわからない・・・というヒーローは自らの行動を指摘されて自分の気持ちを確認します。その後は「愛している」を言いまくりです。そんなにコロッと?と突っ込みたくもなりますが、いいんです、ハーレクインだから。

 

傲慢ヒーローのお話、多いと思ってたんですが、ハーレクインのオフィシャルサイトによると、9458タイトルのうち、237タイトルありました。2.5%くらいでした。思ったより少なかったです。

サイトで「傲慢ヒーロー」で検索できます。ジャンルなんです、傲慢ヒーローは。
強引な彼が好きな人におすすめのジャンルです。

わたしは溺愛ヒーローに甘やかされたいですね。

 

 

それを否定して復讐のために愛人にしたんだ!と自分に言い聞かせています。

そして生い立ちが故に人を愛すると不幸になるから、愛はいらない、